HOME
施工事例
神戸市垂水区でベランダ上にあるトタン屋根が錆びていたので板金を貼りました

工事のきっかけ

今回のきっかけは、隣の家で屋根の葺き替え工事をしているときにH様が「ベランダの屋根から雨が漏れているから点検してほしい」と言われたことから始まりました。

点検しベランダ屋根のトタンに水が溜まり、錆びていたので根本的な構造を変えるご提案をし工事することになりました。

神戸市垂水区雨漏り修理,屋根カバー工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 雨漏り修理,屋根カバー工事

施工期間: ２日

使用材料: 津熊鋼建　アーカイブ立平３３３　月星カラーブラウン　パナソニックPC５０新茶

施工内容その他: ベランダ上屋根カバー工法・破風板工事・雨樋新設工事

築年数: ４０年

保証年数: １０年

工事費用: ベランダ屋根・破風板・雨樋　一式　１８万　消費税込み

建坪: ベランダ屋根７ｍ×１ｍ　破風板９ｍ　雨樋７ｍ

初回点検の様子

さっそく梯子をかけてベランダ上の屋根に昇ってきました。

既存の屋根はトタンを使用した屋根で内樋使用になっています。

内樋と外観からは雨樋は見えず、このように屋根に穴を開けて下のパイプに排水する施工方法です。

外観から雨樋が見えないことでスッキリした仕上がりになるため、玄関屋根や、ベランダ屋根に良く使用されている施工方法です。

しかし、地震や経年劣化により屋根の傾斜が悪くなり雨水が溜まり雨漏れするデメリットもあります。

特に雨水を排水するドレンの周りは亀裂が入りやすく要注意です。

トタン屋根は長年放置すると、このように錆が出てきます。

こうなるまでに２０年から３０年は掛かりますが、雨水が溜まっているトタン屋根はもっと早くこのような錆が出てきてしまいます。

こうなる前に塗装をしたり、上から新しく板金を貼って補修することが大事ですね。

定期的にメンテナンスをしていれば雨漏りする心配はありませんので、屋根に不安を感じた方は是非、街の屋根やさん神戸西店にお問い合わせください！！

下地を作りベランダ屋根を嵩上げします

今回の施工方法は、内樋使用を屋根の外に雨水を流す外樋工法で施工します。

外樋工法は外観から雨樋が見えてしまいますが、雨水が屋根にたまる心配がない工法で屋根を長持ちさせることができます。

既存のトタン屋根の上に垂木木材を取り付け、嵩上げしていきます。

既存の屋根よりも傾斜をつけるため、壁際に垂木を取り付けさらにその上に垂木を重ねることで屋根の傾斜をきつくします。

垂木を取り付けた上から、下地用合板を取り付けていきます。

下地用合板は厚み１２ミリある針葉樹木材で、屋根の下地材として幅広く使用されているものです。

３２ミリのビスで垂木にしっかりと固定していきます。

これでしっかりと傾斜のついた屋根下地の完成です。

劣化した破風板に下地用合板を貼ります

次は破風板に下地用合板を貼っていきます。

破風板は、外観から見える化粧材として木造住宅によく使用されているものです。

材質は様々ですが、H様邸では木製の破風板を使用しており経年劣化により腐りかけていました。

状態が良ければ塗装でキレイになるのですが、今回は状態が悪かったため下地用合板を貼り板金を貼ることにしました。

破風板全てに下地用合板を貼ることにより、腐りかけていた破風板もしっかりしました。

屋根に防水シートを貼り、破風板に板金を取り付けていきます

屋根の下地用合板の上から防水シートを貼って防水します。

今回使用したのは日新工業のカッパ２３で、ゴムアスルーフィングと呼ばれている防水シートです。

市販されているアスファルトルーフィングに比べて、耐久性が強く釘やビス穴から漏水する心配もありません。

先ほど破風板に取り付けた下地用合板の上から板金を貼っていきます。

材質はガルバリウム鋼板（鉄とアルミを混ぜたもの）で出来ており錆に強い商品です。

形が合うように加工して、見た目良く取り付けていきます。

屋根を葺いていきます。

使用するのは津熊鋼建のアーカイブ立平３３３です。

材質は破風板に使用した板金と同じくガルバリウム鋼板で出来ており、傾斜の緩い屋根でも雨漏れしにくい縦葺きの屋根材です。

さらに屋根材の重量が非常に軽いため、劣化した建物にも優しく台風にも強い作りになっている為、建売の新築物件にもよく使用されている屋根材です。

屋根を葺いたら、壁際から雨が入らないように雨押え板金を取り付けていきます。

屋根と外壁の取り合い部分は雨漏れしやすい箇所になるので、ジョイント部分にコーキングをしっかりと挟み込んで止水していきます。

外壁はモルタルをルって仕上げている為、ドリルで下穴を開けてビスで固定していきます。

最後にコーキングを板金と外壁の取り合い部分に打って仕上げます。

雨樋を新設して完成です

屋根を葺き終わると、板金を取り付けた破風板の上から雨樋を取り付けます。

こうすることで、屋根から流れてきた雨水を雨樋が受けてベランダに雨が落ちることなく、地面まで排水されていきます。

内樋から外樋にすることにより、雨樋の掃除もしやすくなりベランダ屋根から雨漏りする心配が全くなくなりました。

もともと、屋根の中を貫通して下のパイプに雨水を排水していたトタン屋根を嵩上げして、外に雨が流れるようにすることで雨漏りを止めました。

外側に雨樋を新しく取り付けることにより、ベランダ屋根の雨水も上手く排水できるようになりました。

H様も大満足で、この工事以外に瓦屋根の葺き替え・外壁塗装・ベランダ防水・ベランダ手すりの交換もしていただきました。

たくさんの工事本当にありがとうございました！！